インタビュー
2018.05.18

熊川宿とトレイルを繋ぐ「歩く旅」をつくります。

熊川宿に関わる人の視点を通じて、熊川宿の魅力を伝える連続インタビュー。
今回は、日本ロングトレイル協会理事・事務局長でありPlus Wild 代表取締役の村田 浩道さんにお話を伺いました。

 

 

---トレイルという視点からみた熊川宿の特徴はなんですか?

熊川の特徴は「街道」と「トレイル」がとても近い距離にあるということです。街道筋というのはもともと人が集まれる場所に作られているので、トレイルと繋ぐ事によって、ある程度歩いたところで休憩所に出会えるようになります。たとえば、熊川宿のような宿場町ですね。

現在、若狭トレイルを整備する構想を練っていますが、トレイルの途中で熊川宿にもアクセスする予定です。トレイルを歩くだけで、まちも山も旅ができるようなルートにしようと考えています。

 

---菱屋ではどのような活動をされているのですか?

主に全国のトレイルに関する情報提供・発信を行い、これから整備が計画されている若狭トレイルについてはビジターセンターの役割も担えればと考えています。

また、登山・歩き方講習会などを開いて、地域の方が登山やトレイルハイクになじみを持てるきっかけを作れるような取り組みもしていきたいです。

 

---これから挑戦してみたい事などはありますか?

僕は、滋賀県高島市にある禅宗の寺院「長谷院」の僧侶でもあります。生活スピードの早い現代社会において日々の生活を見つめ直す機会をもつことは、大きな価値を生むと考えています。「禅」に向き合う時間や「歩く」ことは、その機会に値すると考えているので、それらを組み合わせることで、なにか新しい活動や文化をつくりたいですね。

 

 

村田 浩道

Plus Wild 代表取締役。https://pluswild.com/

(公社)日本山岳ガイド協会認定ガイド / JMGAガイド検定委員 / 石井スポーツ登山学校講師 / NPO法人 高島トレイルクラブ代表理事 / NPO法人日本ロングトレイル協会理事・事務局長

 

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